コラム
ITアーキテクトとは?
IT化推進を成功に導くITアーキテクト。
今回は言葉の定義から仕事内容や年収、なるにはどうすべきか?をご紹介します。
ITアーキテクトとは?
ITアーキテクトとは、課題分析、要件定義、ハード・ソフト技術を活用しビジネス戦略を実現するためにITアーキテクチャを設計する者を言い、
開発の拡張性やシステムに求められる基準の明文化、技術面リスクの評価も対応範囲となります。
ITスキル標準(IPA)では、大きく分け3つの専門分野
(アプリケーションアーキテクチャ、インテグレーションアーキテクチャ、インフラストラクチャアーキテクチャ)に区分しています。
ITアーキテクトの仕事内容
専門とする分野により仕事内容に違いがあります。
アプリケーションアーキテクチャであれば、
ビジネス上やIT上の課題分析をもとに、機能・仕様を明確にし、構造設計等を行います。
下記2分野とも共通しますが、設計が前提とした課題解決に有用であることや、
以後の開発の支障とならないか等を確認することが含まれます。
インテグレーションアーキテクチャは、その名の通り「インテグレーション=統合」の設計業務を担います。
企業内外、複数のシステムの統合、連携を実現させるための要件・仕様を明確にし、フレームワークやシステム間の連携に関する設計業務を行います。
インフラストラクチャアーキテクチャは、システム基盤を主にした設計業務を担当します。
具体的には、セキュリティ、ネットワーク、システムマネジメント等が中心となります。
ITアーキテクトの平均年収
正社員のITアーキテクトの年収は、600万円~800万円帯が多くなっています。
経験豊富な方やフリーランスのITアーキテクトでは、
1000万円前後の年収となるケースもあります。
ITアーキテクトになるには?
各主要なテーマにおける専門性を高め、小規模なプロジェクトから経験を積んでいくことが有用でしょう。
複雑性の低い設計業務から学び始めると良いでしょう。
最後に
本記事ではITアーキテクトについてご紹介しました。
一言にITアーキテクトと言っても、
アプリケーション・インテグレーション・インフラストラクチャと分野が複数あることが分かります。
ご自身の経験を棚卸しし、今後磨くべき技術や得るべき経験を整理することにお役立ていただけると嬉しいです。