コラム
PMOになる年齢は? 高齢化が進んでいる?
今回は年齢に関するお話です。
「PMOは何歳程度でなるのだろうか?」や「業界全体が高齢化しているのか?」といった疑問に答えます。
PMOを目指す方、PMOとして活躍中の方、どちらも参考にしてください。
PMOになる年齢
PMOになる年齢に制限はありません。早い方では20代半ばから20代後半で活躍されているPMOも多くいます。
年齢よりも積み上げてきた経験が重視されます。PMOの土台と言える能力をどれだけ習得してきたかで考えるのが良いでしょう。
業界全体を見渡すと、30代PMOが多いと言えます。
PMOは高齢化しているのか?
60代で活躍されているPMOがいます。経験豊富な40代からのPMOにも引き続き強いニーズがあります。業界全体で見ると高齢化しているのでしょうか?
ここで一つ、数字から見てみましょう。
下記はIPAが運営する「プロジェクトマネージャ試験」の合格者年齢推移です。
穏やかですが、合格者年齢は上昇していることが見て取れます。
※1:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)発表の平均年齢調査データより
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html
PMOに定年はあるのか?
PMO独自の定年という考えはありません。
昨今の定年引き上げ議論の影響もあり、65歳・70歳PMOの時代が到来するかもしれません。
次の項目では、PMOの求人状況を見ていきます。
PMO募集時の年齢制限
雇用対策法により年齢制限は禁止されています。
これでは答えになりませんため、企業側の希望を「○○代が活躍!」等の表記や労働者数が相当程度少ない特定の年齢層に限定した求人から読み取ると、45歳まで、50歳までを一つのラインで考えている場合が多いようです。
ただ、60歳以上を積極的に採用している企業や、フリーランス(業務委託)のPMOではシニアを望んでいる企業もありますので、年齢の制限なく活躍できる職種と言えるでしょう。
新卒採用等を除くと、経験3年程度を求める企業が多いため、大卒であれば若手は25歳からと考えられます。
最後に
本記事ではPMOの「年齢」にフォーカスをあてて見てきました。
ベテランはベテランの強みを活かし、安定感ある運営面や後進の育成面を大切にできると良いでしょう。若手はベテランの仕事からや実務を通じて技術を学び、大きな成長を成し遂げられると良いでしょう。