コラム
持っておきたい資格(ITアーキテクト編)
ITアーキテクトとして働く方が持っておきたい資格を3つご紹介します。
システムアーキテクト試験(SA)
ITアーキテクト向け資格と言えば、このSAになります。
IPAにおける難易度4段階の最上位である高度情報処理技術者試験ですから、十分な学習と対策が必要です。
国家試験ですが、試験認知度がやや低いため転職時の有効度合いが少し低い点には注意しましょう。
試験は午前中に50分間の4択試験、40分の4択試験があり、午後には90分の記述式試験、120分の論述試験となります。
試験は年1回、10月第3日曜の実施予定です。
運営団体
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
難易度
高
令和元年合格率:15.3%
取得費用
5,700円(税込)
転職有効度
中
データベーススペシャリスト試験(DB)
SA同様にIPAが運営する国家試験です。昨今はITアーキテクトにおいてもDBへの深い理解を求めるケースが増えています。
ビッグデータ時代にそくしたデータの管理、DBシステムの要件定義、その先のデータ活用技術を高めることは重要と言えるでしょう。
本試験に合格することで、客観的に知識や技能を証明でき有用でしょう。
試験は年1回、4月第3日曜の実施予定です。
運営団体
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
難易度
高
令和元年合格率:14.4%
取得費用
5,700円(税込)
転職有効度
中
情報処理安全確保支援士試験(SC)
こちらもIPAの試験で、情報セキュリティスペシャリスト試験が2016年に廃止となり、代わりに誕生した試験となります。情報セキュリティの知識等を確認するもので、合格すると国家資格である情報処理安全確保支援士となります。
運営団体
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
難易度
高
令和元年合格率:19.1%
取得費用
受験料5,700円(非課税)
転職有効度
中~高
最後に
資格取得は、試験勉強を通じて知識の習得・定着をはかれることと、第三者による技能の証明を受けることの2点がメリットです。
知識の幅を広げながら、人材評価を高める両面で良い学習ができると良いでしょう。